医薬品の良きサポート役になる葉酸サプリ

葉酸サプリは妊活中の人はもちろん、医薬品の摂取に注意したい妊娠中・授乳中の人も安心して飲める上、健康な赤ちゃんを産み育てるために必須と言われる葉酸が効率良く摂れるとして多くの女性に愛用されています。

近年ではがんや心疾患・脳卒中・認知症の予防に役立ち、うつ病の予防や改善への効果も期待されるようになり、性別や世代を超えた多くの人を惹き付けています。

ほかの医薬品との併用が可能な葉酸サプリ

葉酸は妊娠初期に特に必要な栄養素ということで、医薬品の摂取を控えるべき妊娠中でも安心して服用できるタイプの葉酸サプリが数多く販売されています。妊娠中にも飲めるという点でほかのサプリメントよりも安全性が高い印象があり、持病が増えて多数の医薬品を服用中の高齢者にも安心ということで、認知症予防に飲み始める人も増えてきたと言われます。

葉酸の効果・効能が注目されるようになって以降、妊娠中の摂取が赤ちゃんの健康のため役立つという以外の分野でも様々な研究が進められ、中には医薬品との併用によってより良い効果が得られたという結果も報告されています。

中でも際立っているのがうつ病に対する効果で、抗うつ薬と葉酸サプリを併用した患者グループと抗うつ薬のみ投与されたグループとを比較したところ、葉酸サプリと併用したグループのほうが、症状がより改善したとされます。

そもそもうつ病になりやすい人は体内の葉酸濃度が低めと言われ、深刻な現代病の一つとなっているうつ病予防のためにも葉酸サプリが大いに役立つことになります。

葉酸サプリが更年期世代にもたらす効用

うつ病予防や改善に役立つ効能をも持つとされる葉酸は、自殺者の多さが明らかになり昨今さらに問題視されている産後うつを防ぐためにも良いと考えられるようになったことから、妊娠中のみならず授乳中にも続けたほうが良いと言われています。

産後うつは育児による疲労や不眠、経済的な不安なども要因になると言われますが、ホルモンバランスの激変も引き金になると考えられており、更年期世代の抑うつ症状への効果も期待されるようになりました。更年期の場合は女性ホルモン・エストロゲンの急激な減少によってホルモンバランスが乱れ、同時に自律神経も乱調をきたすことからホットフラッシュや動悸息切れなどのほか緊張やイライラ、不眠や極度の不安感・抑うつといった精神的な症状に見舞われる人も少なくありません。

世代的に介護の問題に直面することもあってさらに神経が疲弊して本格的なうつ病になってしまうケースも増加していると考えられています。更年期障害は人によって症状の出方や度合いが違ってきますが、特に重い症状に悩まされやすい人は貧血気味で血のめぐりも悪く、冷え性体質の人とされ、貧血対策にも役立つ葉酸サプリの摂取は更年期世代にも良い効用をもたらすことがわかります。

認知症予防への効能が期待されている葉酸

世代を超えて発症リスクを高めているうつ病のほか、中高年世代が不安に感じているのが将来的な認知症の発症です。血液をサラサラにして脳の機能を良好に保つことに役立つとされるDHAやEPAなどオメガ3脂肪酸やナットウキナーゼ、イチョウ葉エキスなどのサプリが注目され実際に服用を続けている人も少なくありませんが、近年では葉酸が認知症予防に役立つという研究が進んでいることもあって、葉酸サプリも期待の目で見られるようになりました。

葉酸が脳にもたらす効用は脳の血管にダメージを与える物質を抑制するなどの効果を持つことから脳血管性の認知症の予防効果が期待されており、アルツハイマー型認知症予防にも役立つことが海外の研究で明らかにされ始めています。

アルツハイマー型認知症の場合、脳にアミロイドβやタウと呼ばれるタンパク質が蓄積することで脳神経細胞が死滅して症状が悪化するとされ、葉酸はアミロイドβの元になる遺伝子の出現を抑制する働きを持つことが明らかにされました。

さらに葉酸は、脳内の神経細胞や脳血管で活性酸素を発生させるなどしてダメージを与え脳の萎縮や骨粗しょう症、動脈硬化の原因物質の一つになると考えられているホモシステインというアミノ酸を減少させる働きをも持つと言われ、高齢者の葉酸サプリ摂取が重視され始めています。

医薬品との飲み合わせも良い葉酸サプリ

葉酸サプリの多くは医薬品の服用ができない妊娠中の女性が安心して飲めるように製造されていることもあって、ほかのサプリよりも安心感が高いのも特徴になっています。その点、認知症予防のため飲み始めたいと考えている高齢者にも向いている面があり、薬と違ってサプリメントという点も安心感をもたらしています。

年齢を重ねるほどに高血圧や糖尿病などの持病が増え、2つ3つの病気を抱えている人も少なくないことから多数の違った医薬品を服用することになります。効き目の強い薬ほど副作用の心配もあり、特に注意すべきはほかの薬や相性が悪い食品・飲料との飲み合せと言われています。

医薬品以外でもサプリの種類によっては薬との飲み合わせに要注意のものがありますが、葉酸の場合は質の良いビタミンの摂取になることから、大抵の医薬品との併用が可能と考えられています。ふだん服用している医薬品の成分によっては、ビタミン類が過剰になると良くない症状を引き起こす心配がないとは言えないため、念のため主治医や薬剤師への相談は欠かせませんが、日ごろの食生活では満足に摂取しきれない葉酸をサプリで補うことは、認知症以外の病気の予防や健康維持全般に役立てることにつなげられます。

穀物への葉酸添加が進んでいる海外

妊娠中に必須とされる葉酸がうつ病や認知症の予防にも役立つとみられるようになったことで、葉酸サプリの効果・効能が幅広い世代で改めて注目されるようになっていますが、葉酸を役立てることに関しては海外のほうが進んでいると言われています。

すでに米国をはじめ世界の70カ国以上の国々が葉酸を穀物に添加することを法律で定めるようになっており、国をあげて葉酸を健康の維持増進に役立てていることがわかります。

日本でも以前から葉酸を加えたサプリ米が販売されるようになっていますが、積極的に利用している人はまだ多いとは言えない状況です。年齢にかかわらず、医薬品やサプリメント自体の服用を嫌っている人も一定数存在することから、日々の食事で自然に摂れる葉酸添加の食品がもっと増えることも期待されています。

高齢者の場合、胃粘膜が慢性的な炎症を起こすタイプの胃炎に罹っている人も少なくなく、食品から葉酸を分離して体内に取り込むための酵素ペプシンの分泌がされにくいとも言われ、葉酸を多めに摂取することが推奨されています。

葉酸が効率的に摂れるサプリや食品の、さらなる一般化が待たれます。